子どもの脳の機能は、小学生の時期に急激に発達します。
良いお知らせは、発達期の脳は刺激すればするほど発達します。
そして悪いお知らせは、発達期が終わるとすぐに衰え始めることです。
従来、子どもたちの脳は、幼児期から小学校低学年の間に、同年り、異年齢の仲間たちとの自由な遊びで様々な事を経験することで発達し、生きていくために必要な身体能力、認知力、感情、道徳心、社会性、チャレンジ精神を自然に身につけます。
高学年になると、より広がった人間関係、本格化する学習、スポーツ、文化活動によって、子どもたちの脳は、より論理的な考え方をするようになり、脳は、多くの情報を同時にかつ瞬時に処理する機能が急速に発達し始めます。
しかし現代社会では、子どもたちの自由な遊びはほぼ消滅しています。
また、現代の学歴社会では、子どもたちが多様な価値観を持つことも受け入れることも難しくなっています。
今、子どもたちは、自然に脳を発達させる環境を失っています。
実は、子どもたちの生きる力の強さは、どれだけ学校の勉強をしたか、どれだけテストで良い点数を取ったかではなく、幼児期から10代にかけてどれだけ脳をパワーアップできたかにかかっています。
子どもたちの脳の発達期を逃さず、少しでもたくさん刺激して、お子さんの脳をパワーアップしてあげましょう。