頭の良さは前頭前野が関係。発達は10代がピーク。
脳の前頭葉のほとんどを占めるのが前頭前野です。
「前頭前野」は、「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」「応用する」など、人間にとって重要な働きを担っているため、人間が人間らしくあるためにもっとも必要な存在といえます。
前頭前野の発達は10代がピークで20代の半ばくらいまで続くと言われます。
そして、その後徐々に退化していき、老化現象、物忘れがひどいといった現象は、この前頭前野の劣化が原因なのだそうです。
「小学校4年生の壁」という言葉を聞いたことがありますか。
この時期に、算数の勉強についていけなくなる子供が増えるそうです。
算数は、このタイミングで単なる計算問題から文章問題に進んできます。
つまり、抽象的な事柄を理解できないと問題が解けなくなるのですが、抽象的な事柄を理解するのが前頭前野の役割の一つです。
単純な計算にスピードを上げて取り組んだり、スピードを上げて音読したりすると、前頭前野が刺激され血流が上がります。
血流が上がれば才能が開花するわけではありませんが、日々の勉強やスポーツ、一般の生活のすべてで、脳は万全の体制で臨むことができます。