脳の役割と発達の時期
脳は、その部位によって代替の役割が決まっています。
後頭葉は視る感覚、
側頭葉は聴く感覚、
頭頂葉は触る感覚と運動感覚が」あり、
前頭葉は言語の機能と、思考力や創造性、コミュニケーション力という高度な認知機能があります。
小脳は運動調整機能を担当します
脳はすべての部分が同時に発達するわけではなく、発達には順番があります。
まず、生まれてから6か月は後頭葉、つまり視る感覚が発達し、形や色を判断したり動くものを追いかけたりできるようになります。
6か月を過ぎて12か月くらいまでは側頭葉の聴く感覚が発達し、声を聞き分けたり言葉の認識ができるようになります。
その後12か月からは頭頂葉の触る感覚、運動の感覚が発達し始め、3歳頃には指先を細かく動かせるようになり5歳くらいまでは発達のピークです。
また、3歳になると小脳が発達し始め、様々な運動のパターンを記憶します。これが8歳頃まで続きます。
同時にこの時期は、成功体験を覚える期間でもあります。
また、運動パターン習得や運動の感覚発達時期に合せて、脳の様々な部分に関係する空間認知力が発達し、モノの位置関係の認識や距離感、身の回りの危険察知などの能力が高まります。
8歳になると前頭葉の言語機能の発達が始まり、10歳くらいまで続きます。
そして10歳になると、前頭葉の中の前頭前野の発達が始まり10代がピーク、20代半ばまで発達が続きます。ここで、考える力、コミュニケーションする力、想像する力、社会性、理性など人間らしい能力が飛躍的に高まります。
このパターンを理解すると、例えば、
- 1歳まではとにかくスキンシップ。いろいろなものをたくさん見せたり、たくさん話しかけたりする。
- 1歳から5歳くらいは、指先を使うような細かな動きがある遊びをたくさんする。
- 8歳までに、とにかくいろいろな身体の動きができて道具を使うような遊び、スポーツをやっって、とにかく褒めてあげる。無理に九九を小学校に上がる前に覚えさせるようなことはしない。
- 8歳から10歳は、日本語、外国語を問わずたくさんの言葉に触れるようにする。焦って、日本語をおろそかにして外国語の勉強に集中したりしない。
- 本格的な勉強は10歳から初めて、同時に前頭前野を刺激して活性化するようなことを合わせて行う。SNSをやりすぎると前頭前野を使わずに楽をする習慣ができてしまうので注意する。
など、いつ何をすれば子供の成長を無理なく助けてあげられるのかがはっきりします。