選挙。投票へ行くのか、行かないのか
日本は投票へ行く人と行かない人は半分ずつ。
それぞれ何を考えて行動を決めているのでしょうか。
日本人は政治への関心が低いと言われます。
国の政治の場合、国民ひとりひとりが直接政治にかかわれる機会は選挙しかありません。
それでも選挙の投票率はほかの国と比べても低いです。
主要先進国と北欧諸国との比較ですが、この中では、かなり下のほうですよね。
90%を超える国がある一方で、日本はせいぜい50%くらいです。
選挙に行く人行かない人のそれぞれの理由を見てみましょう。
まず行かない理由です。
これはネットの記事から拾ってきたものですが、政治も選挙もよくわからない、投票しても変わらない、興味がない、忙しいなどの意見が上がっています
これをまとめると、投票したい候補者・政党がない、投票しても何も変わらないと思うという理由をあげた人がそれぞれ半分くらいいて、忙しくて時間がない、という人が一割くらいいるようです。
一方、投票へ行く人たちはなんと言っているのでしょうか。
大きく分けて2種類の理由があるようです。
一つは、投票は行かなければならないものだ、権利は行使しなければならないということで、おそらく、明確に支援する候補者や政党や政策がなくても、その時点の状況を見て投票している人は多いのであろうと思います。
もう一つは、投票によって生活を変えたいという明確な意思を持っている人たちです。
生活が苦しいから政治家に何とかしてもらいたい、今の政治に不満があるから状況を変えたいといったものです。
日本の投票率はせいぜい50%くらいですから、日本には、2つの状況に対してまったく異なる判断をする人たちが同じくらいの人数、存在しているようです。
状況の一つは、投票という国民の権利を持つ人たちは、これは権利であって義務ではないのだからやらなくても良いという人と、権利というのは行使しなければ意味がないのだからやって当たり前だという人の2種類に分かれます。
もう一つは、生活が苦しいのは誰でも一緒で、政治がちゃんとしてくれないのが悪いと思っている状況で、どうせ何をしても政治家は変わらないのだからと投票しない人たちと、政治家に行動を変えてもらわないと自分の生活はよくならないからと投票する人が、日本には半分ずついるということです。
実は、このやる人とやらない人グループの気持ちは絶対にあいいれないものなのだと思います。
やる人たちがどんなにやらない人を説得しても気持ちは変えてくれないし、やる人にやらない人の気持ちはわからないものです。
投票に関して言えば、例えば、隣の国がいつ武力で侵略してくるかわからない状況になって、相手と仲良くしていれば侵略されないのだから相手のいうことを聞いておけと主張する政治家人と、どんなにした手に出ても侵略してくるのだから、それに備えるべきだという政治家に分かれたら、今は投票しない人たちも投票するようになるかもしれません。
でも、こんなに恐ろしい状況になるより、投票率50%の現在の方が平和で良いのかもしれませんが。